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こんばんは、森岡です(^_^)
前回までのお話・・・
痹証(その1)
痹証(その2)
痹証(その3)
痹証(その4)
痹証(その5)
痹症(その6)
痹証(その7)
痹証(その8)
痹証(その9)
痹証(その10)
ではでは、続き行きます!!
この痺証シリーズも、いつの間にか10回を超えていました。
シリーズものを書いていると、あっという間に記事数が増えていっちゃいます。
実は、まだ書き途中のものもありますので、舞い戻って書いていきたいと思います。
(忘れてはおりません・・・(汗))
ということで、さぁ、痺証、行きましょう!!
今日は、行痹・痛痹ときまして、最後の湿邪に侵襲されたものです。
3.湿邪に侵襲されたもの
湿邪によって経絡が侵襲されたものを
「着痹(ちゃくひ)」
といいます。
湿邪とはいわゆる”お水”の邪です。
ベトベトネチョネチョした粘稠性を持ったお水です。
これが経絡や肌肉を塞ぎ、気血の阻滞を引き起こすのです。
湿邪の特性として、
「重濁性・粘膩(ねんじ)性」
といういものがあります。
これは、湿邪が重く濁った水で、ネバネバしており、
気血を渋滞させる性質のことを指します。
この粘”着”性により、湿邪が一か所に定”着”する為「着痹」と言うのでしょう。
また、水は陰の性質を持ちますので、湿邪が体を侵襲すると、陽気を損傷させます。
簡単に言えば、冷えたり、気の動きが悪くなったりするわけです。
これらの事から、「着痹」の主な症状は、
四肢関節が、初動作時に
”重だるく痛む”
”むくむ”
”しびれる(麻木感)”
”動かしにくい”
”局所に冷感がある場合もある”
となります。
また、この湿邪は膩滞沈重という性質から、その痛みの特徴は
”固定性”
であるといえます。
イメージ的にはねっとりしたお水の邪が、経絡にべっとりくっつき退かない
という感じでしょう。
また、風邪や寒邪は形の無い邪、つまり「無形の邪」であるのに対し、
湿邪は形の有る邪、「有形の邪」ですから、なかなか取れにくく、シツコイ邪であるのも特徴でしょう。
粘着体質なんですな・・・。
また、痹証は外邪性の病ですから、外界の気候の変化にも左右されます。
何度も言うように、湿邪はお水の邪ですから、
”雨が降った時や湿気の強い時に悪化”
”カラっと乾燥したところにいると緩解”
という特徴もあります。
この増悪・緩解因子は問診において必ず聞いておきたいところです。
上記の事から、「着痹」の診断基準をまとめると、主症状が
1.四肢関節の重だるい痛みやしびれ感を伴い、
2.むくみ、時に局所が冷え、
3.固定性の痛みで、
4.雨天時や湿気の強い日に症状が悪化
となれば、「着痹」の可能性、ぐっと高まるんじゃないでしょうか~。
次回に続く。
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血の病⑯
行痺、痛痺、着痺、グッドタイミングで学校でもやったので、ノートにもまとめで復習させて頂きました♪
わかりやすかったです。
心痺、肺痺ってどんな風になっちゃうのですか?なんだか痛そう。で、やばそうですね。
山の子供さん
コメントありがとうございます(^_^)
> 行痺、痛痺、着痺、グッドタイミングで学校でもやったので、ノートにもまとめで復習させて頂きました♪
> わかりやすかったです。
ありがとうございます!!
少しでもお役にたてて光栄です。
> 心痺、肺痺ってどんな風になっちゃうのですか?なんだか痛そう。で、やばそうですね。
はは、先に書かれちゃいましたね(汗)
実は、今後これらについてもちょこっと触れようと思ってましたので、乞ご期待ということで(笑)