東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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小野ヤスシさんと気色診

2012.06.30

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こんばんは、森岡です(^_^)



ここ数日、著名人の訃報が相次いでいます。


6月だけでも、


三笠宮寛仁親王の御薨去を筆頭に、

ザ・ピーナッツで一世を風靡した伊藤エミさん、

”つかちゃん”
 の愛称で親しまれた、アナウンサーの塚越孝さん、


ちい散歩で茶の間を和ませていた地井武男さん、


そして、初代ドリフターズの小野ヤスシさん。。。



その他にも、著明な方々が相次いで亡くなっております。




       




そんな中、先日の往診の最中に、患者さんの家のテレビがついていて、


ちょうど小野ヤスシさんの特集が組まれており、たまたま目にしました。


それは、今年二月に行われたドリフターズのメンバーである加藤茶さんの、結婚式披露宴司会を小野さんがしているときの映像でした。


小野さんは2010年頃から腎臓ガンを発症し、闘病生活を送られていましたが、


病を押して加藤さんの披露宴司会を引き受けたそうです。


しかし、これが公の場での、小野さんの最後の姿だったそうです。


この時、すでに末期癌であったそうで、ご本人も死を覚悟していたそうです。



この映像で、印象的だったのは小野さんの顔色です。



東洋医学では「四診」といって、主に4つの方法・手段を駆使して病を診断・診察していきます。


その中で、トップバッターに置かれているのが「望診(ぼうしん)」と呼ばれる手法です。


これは、視覚により、顔、眼、爪、舌、排泄物や分泌物(汗など)などの、


神(簡易に言えば生命力) や色や形態を直観的、および、客観的に観察する手法です。



その中でも、顔面部において上記の、神・色・形態を観察する方法を


「顔面気色診(がんめんきしょくしん)」といいます。



まぁ、細かい説明はさておき、簡単に言うと、


色が明るくピンクががり、皮膚にしまりがあり、潤いがあって、膏沢(ツヤ)があるのが健康人で、


病気にかかっていても、顔色が上記の様であれば病気としては軽く、予後も良い。


逆に、


色は暗く、発色が悪く、毛穴は開き、潤いがなく、ガサガサしまりがなく、膏沢(ツヤ)の無いものは、


病気として重く、予後が悪いことが多く、時に死に至ることもある。


と、いうようにして診断していきます。



ですから、治療前に気色が悪くても、治療後に良くなるものについてはまだ良いが、


治療後も気色が明るくならず、ツヤの無いものに関しては、


時として、治療不適応の「死に病」と判断することもあります。


(いくら鍼灸でも、治せないと判断するものもちゃんとありますし、しっかりした診断基準を設け、こりゃヘタに治療しちゃいかんぞ、と定めております。)



このように、「気色診」は、


この病気は治療しても良いものなのか、


死に向かっているようなもので治療不適応なものなのか、


などが判断できる、とても重要な診察方法として位置付けられております。


だから、四診の中でもトップバッターにきているんですね。


そして、案外皆さんも知らず知らずに気色診をやっていることがあります。


パッと見て、


「あれ、今日のアイツなんか顔色がすぐれないな、調子悪いんかな?」


とか


「今日は張りがあって充実してるな、なんかイイことあったかな?」


などなど。 



そして、小野ヤスシさんの気色ですが、


まず、顔全体として、とても小さく見え、生命力が非常に乏しい勢いの無い顔をしており、


気色は沈んで暗く、黄土色と青黒さを混ぜたような、ツヤの無い、何とも言えないすすけた色をしておりました。



まさに、予後不良の神(生命力)のない気色をしていました。


これが死にゆく病を患ってしまった気色なんだなぁ。。。



一見、健康そうにふるまっている人がいたとしても、気色が異常である場合は、


よほど慎重にみていかなければなりません。


逆に、メチャクチャ重病そうな人でも、気色が良かったり、治療後に戻ってくるようであれば、


治癒していく傾向にあり、治療継続の価値アリです。



これほど気色診は重要なんです。




ん~でも、テレビや雑誌や通りすがりの人をついつい気色診してしまうのは、


これ職業病ですね~(苦笑)




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