東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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声帯ポリープと鍼灸(その4)

2013.06.30

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こんばんは、森岡です(^_^)


これまでのお話・・・


声帯ポリープと鍼灸
声帯ポリープと鍼灸(その2)
声帯ポリープと鍼灸(その3)


続き行きます!! 

前回は、発声と「肝の臓」の関係についてお話しました。


しかし、まだまだ発声には肺の臓、肝の臓以外の臓腑が関連してきます。



臓腑間が有機的に結びつき、様々な機能を発揮するのが東洋医学です。



今回は発声と「腎の臓」についてのお話。


声帯ポリープと鍼灸(その2)でお話させて頂いたように、


発声に中心的に関わっているのは肺の臓の「宣発作用」でした。


肺の臓にはその他に、この宣発作用とセットで説明されることが多い、


「粛降作用(しゅくこうさよう)」


というものがあります。


これは簡単に説明しますと、


気を宣発作用が「上向き」「外向き」に循環させているのに対し、


粛降作用は「下向き」に循環させる働きです。


これが非常に重要。


だって、声を内から上向き・外向きに発する時に、基盤となる内や下にしっかり気が充実していなければ、出るモノも出ないですよね。


ですから、この粛降作用が正常に働き、気を体の下方へしっかり循環させ、


”上下のバランス”


をとることができて初めて、発声というのは成立するのです。



そして、この粛降作用を陰で支えているのが腎の臓なのです。



腎の臓には、


「納気作用(のうきさよう)」


というものがあります。


これは、その名の通り、「気を納める」作用です。


どこに納めるかというと、臍下丹田と呼ばれる、へその下(下腹部)、にです。


ココは人体区分で言いますと、下焦という位置となります。



粛降作用を助けることで気を下方に循環させ、


体の一番下の部分である下焦に気を納める作用が「納気作用」です。



この様に、下焦や体内に気が充満していることで外に向かって声が出せるのです。



これも、上下、内外、という陰陽ですね。



また、肺の臓には「一身の気を主る」という特長があります。


全身の気を束ね、調整するのが肺の臓なのです。


ですから、肺の臓と「気」の関係性はとても密です。



そして、腎の臓もまた「気」との関係性が密です。


腎の臓は生命力の源となる「原気」の生成に深く関与します。


この原気は「腎間の動気」と言われる場所から発し、全身をくまなくめぐり、生命活動を維持します。


しかし、この原気が上手くめぐらないと、体内の気は不足状態となります。


そうなると、発声に深く関わっている「宗気」にも影響が出て、これまた声が出なくなります。



この様に、発声と「腎の臓」の関連は非常に深いことがお分かり頂けたかと思います。



東洋医学にも決して簡単ではありませんが、このように独自の理論があり、生理があるんです。


感覚だけで鍼してるのとちゃいまっせ~。



次回につづく。



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