東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「悪心・嘔吐」と鍼灸(その5)

2013.10.27

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こんばんは、森岡です(^_^)


前回までのお話・・・


「悪心・嘔吐」と鍼灸
「悪心・嘔吐」と鍼灸(その2)
「悪心・嘔吐」と鍼灸(その3)
「悪心・嘔吐」と鍼灸(その4)


続き行きます!! 

前回は、気機に主に関与する臓腑を挙げ、


悪心・嘔吐はこれらの臓腑の失調から引き起こされるパターンがあるとお話させて頂きました。



今回は、これら臓腑のどのような失調パターンがあるかを見ていきます。



まずは悪心から。


『症状による中医診断と治療(上)』を参考にしますと、悪心とは、


「吐気があるのに吐けず、吐気が止まないこと」で、別名「嘔気」ともいう。


と記載されております。


悪心の起こる病機(メカニズム)として、


1.胃寒

2.胃熱

3.胃陰虚

4.肝胃不和

5.傷食



の5分類が載っています。


簡単に解説しますと、


1.胃寒

これは生冷物(冷たい物や生もの)や水分の過度の摂取、


過労、寒邪の侵襲(外からの冷え)などで胃の陽気が衰え、和降機能が失調した状態です。


特徴は悪心に「腹痛」を伴いやすく、症状が冷やすと緩解、温めると増悪というところにあります。



2.胃熱

これは肥甘厚味(味の濃いもの、油物、甘味)や辛辣物(辛いもの)や酒の過剰摂取、


暑熱邪の侵襲(外的な暑さ)などで胃に余分な熱がこもり、和降機能が失調した状態です。


特徴は悪心に口渇、尿が濃い、便秘などの熱証を伴い、


その他、口臭や上腹部の熱感やつかえ感を伴いやすいというところにあります。



3.胃陰虚

これは胃熱で説明した病因の他、激しい嘔吐や発汗、熱病後期などで、


胃の陰気を損傷し、和降機能が失調した状態です。


特徴は食欲不振と、比較的強い悪心・嘔吐が生じるところです。


ですので、空腹感は生じるが食べられず、悪心も強いので食べ物、飲み物を受け付けないということになります。



4.肝胃不和


これは七情失調(様々な精神的津ストレス)により肝の疏泄機能が失調し、


胃に影響し、和降機能が失調した状態です。


特徴は精神的ストレスが加わった時に悪心が増悪し、


胸脇苦満(胸や脇が苦しく痛む)、口が苦いなどの症状を伴いやすいところにあります。


現代ストレス社会では比較的、多く見受けられます。



5.傷食

これは暴飲暴食や非衛生的なものの摂取により、胃の気の循りを悪くし、


胃の和降機能が失調した状態です。


特徴は暴飲暴食後に発症し、上腹部の脹った痛みと共に、


臭いのある曖気(げっぷ)を伴うところです。


この悪心は放屁をすると一瞬気の停滞が緩み、軽減するという特徴もあります。


これも飽食の時代といわれる現代では比較的よく見受けられますね。



これらをみるとわかりますが、


悪心発生のメカニズムの中心は「胃の和降機能失調」にあるということです。


しかし、胃の機能失調以外にも「悪心」とくれば非常に有名な病機があります。



次回はその話し。



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