東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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モンテーニュという人物

2012.10.28

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こんばんは、森岡です(^_^)


先日、とあるテレビ番組で共感できた言葉がありました。

「世の中には勝利よりももっと勝ち誇るに足る敗北があるものだ。」


うん、確かに最もだ。


敗北が必ずしもイイものとは思わないが、それが時に大きな財産となることが必ず人生にはあると思います。



そんな言葉を残した人物が、フランスの哲学者、


ミシェル・ド・モンテーニュ。(1533~1592年)


モンテーニュ

 ↑↑↑ モンテーニュさん。首周りのモコモコは何なんでしょう・・・(笑)



モンテーニュはルネサンス期に活躍した思想家です。


彼はモラリストと呼ばれます。


つまり、人間の生き方や人間性を洞察する中で「道徳観(善い行い)」って何ぞや?


ということを探求していた人です。



また、彼の思考法は「懐疑主義(かいぎしゅぎ)」というカテゴリーに分類されます。


これは、


世の中に存在する、基本的原理(当たり前の事象)の妥当性ついて疑ってかかる精神、態度の事です。


簡単に言うと、一般的に認識されている「常識」や、目の前に起こっている「事実」を、


「これって実際のところホントなの?」という考えのもと、客観的に評価するという姿勢です。


これ、なかなか難しことではありますけどね。



人間性を懐疑主義的に探究するために彼はどのような方法をとったのか?


それは、


徹底的な自己分析です。


私たちが「そんなこと当たり前じゃーん!!」と思うようなある事柄を例に挙げ、


それを徹底的に、自己の体験などを基に「この事柄を本当に私は理解しているのだろうか?」と考えるわけです。



こういったことから、モンテーニュは理論や理屈よりも、実例や体験を重要視しました。


百聞は一見に如かず。


東洋医学になんとなく似ています。



この一例で、面白かったのが「死」についての考察です。


死というのは一度しか体験できないが、それをどのように理解するのか?


自身の中に「死」と似た経験はあるのか?


そこで彼は、「死」とは意識や感覚が無くなるものであるとし、


自身が体験している「睡眠」がこれと類似していることから、死について様々な考察をしております。



「死」と「睡眠」、「意識」と「無意識」、非常に興味があるところです。



ですから、彼の座右の銘は、


「我、何をか知る」


つまり、


「私は何かを知っているのだろうか?」


です。



このモンテーニュの「我、何をか知る」をもとに論を展開し、


考え出されたものすごく有名な言葉が、デカルトの、


「我思う、故に我あり」


です。



また、彼は懐疑主義的な立場から徹底的に「事実」と向き合うため、


その絶対的真理の象徴である「自然」に対して、人間と自然の共生を意識しておりました。


「あらゆる事柄に抗わず、自然の流れに任せなさい」


ということをしきりに説きます。



これも東洋医学と共通する部分です。



知れば知るほど東洋医学を勉強していたんじゃないか?と思わせるようなモンテーニュ。


面白い人物です。



最後にモンテーニュの名言で印象に残ったものをいくつか。



「我々は自然の作物の美しさと豊かさの上に、あまりにも多くの作為を加えすぎて、これをすっかり窒息させてしまったのだ。けれども自然は、その純粋さの輝く至る所で、我々のはかなくつまらない試みに赤恥をかかせている。」


「我々は他人の学識によって学者になることができるとしても、少なくとも、賢明な人間には、我々自身の知恵をもってしかなることができない。」


「何事にも限らず、済んでしまった以上は、それがどの様であったにせよ、私はほとんど悔やまない。まったく、「それは始めからそうなるべきであった。」という考えは、私を苦悩の外に置くのである。」




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