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2018.12.18
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16日の日曜は、大森にある東京衛生学園で行われた(一社)北辰会関東支部主催、代表特別講演に参加してきました!!
今回、藤本新風先生が新代表に就任してから初の関東支部講演です。
歴史的瞬間ですね。(゜レ゜)
しかも今回は、中医学的な鍼灸漢方を教える団体である三旗塾塾長の金子朝彦先生もご参加いただき、非常に貴重な会となりました。
実は来年、平成最後の年の3.17、北辰会代表の藤本新風先生が、三旗塾のセミナー(オープン講座)で講演します。
日本で、中医学をベースとした、日本的な鍼灸治療を行う流派同士が、このように健全に交流することは、これまでになかった、大変喜ばしいことです。
毎回、関東支部のこのイベントは、他団体の先生方や、他業種の方が参加されるのも面白いところですね。
今回も医師の方、看護師の方から、教育学博士から、以前清明院に見学に見えた千葉大の鍼灸師の先生、慶応の医学部で講義をなさっている先生から、
他の鍼灸学校の学長さんまで、幅広い業種の先生方が参加されました。
素晴らしいことです。
午前中は尾崎真哉支部長の「腹診・打鍼の歴史」。
膨大な情報量を、コンパクトにまとめて、一生懸命喋っておられました。
今回の尾崎先生の講義は、実は資料をまとめていく段階から関わらせていただきましたが、現在判明している範囲での、腹診、打鍼に関する歴史認識の内容は、
ほぼ網羅されていたんじゃないでしょうか。
あの講義資料は、良くまとまった、超貴重なものだと思います。
午後一は私から「腹診・打鍼の重要点」。
・・・まあ、この講演会は他業種や学生さんから、中堅から先輩から大先輩まで、全レベルの聴講者がいらっしゃる講演会なので、せっかくなら、
初心者からベテランまでが、みんな満足納得できる内容にしたいなあ、というのが最初にありました。
・・・で、私なりに腹診打鍼の重要点を箇条書きにして設定し、それを喋っていく、という構成にしました。
アンケート的には、おおむね好評いただけて嬉しかったです☆
最後は新風先生による「腹診・打鍼の実技披露」。
昔から知っていますが、新風先生の指導、教育にかける情熱は尋常じゃないです。
前代表で北辰会創始者である蓮風先生が臨床でやっておられることを、非常に上手に言葉にして表現し、あれに近づくにはどうしたらいいか、
そのためにはどのように指導していくべきか、という問題を、非常によく考えておられます。
新風先生になってから、「指導の実際」をみんなに見てもらう、というのをやっています。
指導を受けた受講者の手つきがどう変わるか、というのを見せています。
これは非常にユニークな試みで、業界初の試みなのではないでしょうか。
そして最後は打鍼実技披露。
スタッフの動きがまだもう一つ慣れず、ちょっとバタバタしましたが、相変わらずの繊細な手技で、モデル患者さん三人ともに、バシッと直後効果を出しておられました。
聴講者へのインパクトは絶大だったんじゃないかと思います。(^^)
・・・さて、これにて、公式な大仕事はほぼ終わりです。
あとは明日の東洋鍼灸専門学校での講義、木曜日の秘密の特別講義を終えたら、年内の講義は終了です。
あとは最終週、事務的な院長業務を終わらせて、今年も終了です。
・・・いやー、早いねー☆(;’∀’)
来年も楽しいことやりたいねえ~~(ΦωΦ)
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2018.12.03
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ここまでのお話し
参照
加地伸行先生の名人芸的講演を聞いて感動した後は、漢法苞徳会会長、鈴木福三朗先生の講義「八木素萌師と『難経』の世界」。
鈴木先生は八木素萌先生が生前、現在の経絡治療の問題点を強く訴えておられたこと、東洋医学は「時節」を鑑みた治療をするべきだ!というメッセージを、
語気強く訴えておられました。
今回の大会では、普段接することの無い、漢法苞徳会の治療の方法論が少し分かったことがひとつの収穫でしたね。
まだ全然よく分かりませんが、少し勉強してみたいと思います。
そして午後一は1日目の続きである実技セッション「気口九道脈診」。
1日目と同じく3名の先生が壇上に上がり、「気口九道脈診」を使った実技を披露しました。
川北先生以外の二名の先生の実技は分かりやすかったです。(苦笑)
新風先生が登壇して、脈の変化を診たのはスリリングなシーンでしたね。(゜o゜)
今回、二日間にわたって行われた「気口九道脈診」、ずいぶん興味を持った方も多いのではないでしょうか。
今後、脈診を怪訝に感じて東洋医学から脱落する鍼灸学生さんの間にも、
「脈診にも色々ある」
「この脈診なら分かりやすい」
とか、そういう考えが広まればいいなあ、と思いました。
(まあでも、ムリかな。。。(苦笑))
最後は刺絡鍼法実技。
日本刺絡学会副会長で、ベテランの大貫進先生、北里大学の友部和弘先生、あと二人の中国の先生による刺絡の実技。
中国の先生方のうちの一人は、実技前にスライドを使って紹介されていましたが、スライドで見ると、圧倒的マンパワー、圧倒的建物(白い巨塔)、
圧倒的患者数(年間450万人以上が来院する病院)でやっていることがよく分かりました。(苦笑)
東洋医学(漢方、鍼灸)が、数(大規模調査)でモノを言おうとした時、中国以上のことを日本が言うのは大変じゃないかなあ、という気がしました。
まあ、出来るのであれば、相互に協力したらいいですね。
日本の先生方は基本的な刺絡の方法の解説と実技でしたが、刺絡は基本が大事です。
また、中国の先生の、耳の経穴から刺絡する手法は初めて見ました。
あれは使い方によっては劇的に効くだろうな、と思いますね。
今度やってみよっと。(゚∀゚)
続く
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2018.11.29
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ここまでのお話し
1日目の午後一は実技セッション「打鍼」です。
これも楽しみな企画の一つだったし、(一社)北辰会から代表理事である藤本新風先生が出る企画でもあります。
たまにお酒をご一緒している、東京九鍼研究会の石原克己先生の実技や、無分流打鍼継承会の齋藤友良先生、と、講義と実技を拝見させていただき、
次の和鍼工房の玉村彰一朗先生の話を途中まで聞いたところで、タイムアップ。。。
実は別件での会議があり、僕は中座しなくてはならないことに。。。(~_~;)
いやー、残念。。。
最後まで見たかった----!!(T_T)
(でも、他会派の打鍼のやり方も、非常に興味深かったですね。)
打鍼は日本鍼灸師の共有財産、現代日本にだって、色んな打鍼の方法論があっていいと思います。(^^)
・・・ところで、その会議というのは、JTAMS(The Japan Traditional Acupuncture and Moxibustion Society)用語委員会といって、
現在、東洋医学の基本となる共通用語の策定が日中韓とWHOの間で進められておりますが、
それの日本伝統鍼灸に関する用語集を作ろうという会議体です。
日本中の各流派、学派から代表者(というか窓口担当者)が出てきて、これから会議を重ねて、『日本伝統鍼灸用語集』を作ろう、というのが目論見ですが、
先はなかなか大変そうです。。。
実はこれまで、数十年前から、それは日本伝統鍼灸のテーマでした。
伝統鍼灸の各流派というのは、みんな「虚実」とか「陰陽」とか「五藏六府」とか、似たようなことを言っているのですが、厳密に言うと意味やニュアンスが違っていたりして、
なかなか討論にならない、という現状があります。
用語の意味や解釈が異なる=前提が異なる=議論討論にならないという悪循環・・・。
しかし、何度会議をしてもみんな譲らず、まとまらず、結局は棚上げ状態になっていた、というのが現状です。
そして、棚上げになっていた数十年の間にも、各会派では用語の理解や解釈がドンドン進み、それぞれが東洋医学用語をある意味で「勝手気ままに」解釈したりして、
それぞれの理論体系を構築している、というが実状です。
さあそれを、上手にまとめて、一冊の冊子にすることが出来るのか。
そして、作ったとしても、その一冊が、中国や韓国の出してくるものよりもクオリティー、説得力ともに高いものが出来て、WHOやISOがそれをどのような形で採用するのか。
現時点ではまったく不明です。(苦笑)
・・・うーんまあ、他国はほっといてくれませんから、情報を集めて、注視して、最も賢い判断をしていくしかないと思いますね。
鍼灸漢方、ちゃんと一画に残しとけばよかったのにね、明治政府。。。
まったく、アタマいんだかわりんだか。。。(~_~;)
続く
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2018.11.26
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少し前に、NHKで東洋医学の特集をやった。
それに関しては、このブログ上でも煽ったし、感想も述べた。
NHK「東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」
NHKの見た! 参照
なんだかんだで、メディアの力(それも大手の)の重要性は理解しているつもりだ。
こないだ、とある大学病院の先生と、メールでやり取りする中で話題になったのですが、北里大学と東京大学の鍼灸の外来では、あの番組以降、
問い合わせが凄まじく、現在では半年先まで初診予約が埋まっている状況らしい。(笑)
ほおー、すごいっすねー(゜o゜) という話になった。
〇
・・・で、清明院はどうかというと。
まっっっったく影響なしです。(爆)
マジで1ミクロンも影響なしです。(笑)
微動だにしません。(゚∀゚)
清々しいくらい、いつも通りです。(゚∀゚)
まあ、相変わらず毎日初診の患者さんはみえますし、毎日何本も問い合わせの電話はかかってきますし、毎日数十名の難治性疾患の患者さんがおみえになりますが、
あの番組が放送された翌日も、それはまったく変化はなく、その話を振ってきた患者さんすら、一人もいなかったんじゃないかな。。。(苦笑)
皆さんいつも通り、症状変化の報告と、近況報告でしたね。
なので、知り合いの先生からこれを聞いた時、大学病院の鍼灸外来とウチとでは、見えている患者さんの層が全然違うんじゃないかな、という気がしましたね。。。
(あとまあ、信頼して下さっているポイントというかピントというか。。。)
因みに、ある鍼灸学校の附属臨床施設でやっている友人も、あの番組以降メチャクチャ患者さんが増えたとか、問い合わせが増えたとか、放送翌日はその話題で持ちきりだったとか言っていて、
それにも非常にギャップを感じました。
大手メディアの影響、俺も受けたいナー (ΦωΦ)(ΦωΦ)
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2018.11.13
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11.11の日曜日は、日本東洋医学会、東京都部会に参加してきました!
(終了後、北辰会関東支部定例会にも参加してきました!!)
今回は、先日このブログで一貫堂医学、森道伯先生に関する記事を書いたときに何度か連絡を取らせていただいた矢数芳英先生が一貫堂医学について語るということで、
お誘いいただき、楽しみにしていました。
この日は朝から女子医大の東洋医学研究所の所長である伊藤隆先生による、藤平健先生に関する講義。
藤平健先生に関しては、以前少し触れました。
丸山昌朗という人物 参照
藤平健先生は、千葉古方、奥田謙蔵先生の流れをくむ、昭和漢方界を支えた重鎮の先生の一人です。
(千葉大の和漢診療科のHPに詳しい紹介ページがあります。)
声が聴き取りやすく、内容も難しくなく、藤平先生の併病理論がよく分かる、非常に聴きやすい講義でした。
2コマ目は日本東洋医学会の元会長である松田邦夫先生による和田東郭先生のお話し。
松田邦夫先生も、一貫堂処方のもとの一つにもなっている、あの『万病回春』を現代語訳されており、今回初めて話を聴けるので楽しみにしていました。
因みに和田東郭先生といえば、今でもよく使われる四逆散、抑肝散の使い手として有名です。
このブログにも何度も登場しています。
「和田東郭」を含む記事 参照
松田先生は盛んに、患者の精神面、医師の精神面など、「心持の大事」を、和田東郭の臨床を通じて説いているように思えました。
蓮風先生もそうですが、やはり大ベテランになると、「心持ち」をこそ重視するようになるのかなあ、と思いましたね。
3コマ目は昭和大学の薬学部の教授である川添和義先生による生薬に関する講義。
大変聴き取りやすい講義で、スライドも見やすく、そういう意味で非常に参考になりました。
(サスガ大学教授、人気の講座を持っているんだろうな、という感じがしました。)
僕は漢方に関しては、必要な患者さんに関しては、「漢方臨床専門数十年」の、ゴリゴリの漢方家の先生を紹介して、一切お任せする主義なので、
細かいことは正直あまり分からないのですが、メーカーによって、同じ名前でも内容物や内容量が違うというのは、使う側からすると大変だろうなあ、
と思いました。
そして最後は矢数芳英先生による「一貫堂医学」に関する講義。
矢数芳英先生は、森道伯先生の弟子で、昭和の日本漢方界の巨人である矢数道明先生の御令孫です。
講義の中で仰っていたように、矢数先生のハングリー精神を感じる、非常に分かりやすい講義でした。
森道伯先生は、結核と脳卒中の治療に苦戦した、それをどうにか予防できないか、ということで発案されたのがいわゆる一貫堂医学である、
また、矢数家が森道伯先生と関わるきっかけとなった、矢数格先生がマラリアの治療を受けた五積散の使い方や、芳英先生自身の奥様の荊芥連翹湯の症例など、
聴きどころがたくさんあり、あっという間に時間が経ちました。
また今回は、来年の日本東洋医学会の会頭でもある花輪壽彦先生とも、少しお話が出来ました。
今後、東京都内でも、清明院のように東洋医学をやっている数少ない鍼灸院と、漢方家の先生方で手を組んで、患者さんの益になる治療がドンドン出来たらいいですね。
医師と鍼灸師の間にある、見えない壁のようなものは、こちらから積極的に取り払っていこうと思います。
そして終了後は北辰会へ。
今回の飲み会では、S先生がいつも以上に冴え渡っていました☆(^^)
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2018.11.07
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これまでのお話し
◆様々な研究成果
ここまで、あまり聞きなれない「ローズマリー」なるものの原産地や生育環境、現状や薬効に触れながら、話を進めてきました。
(・・・ちょっと間が空いたんで、正直、忘れかけていたよ(゚∀゚))
洋の東西問わず、人類の歴史の膨大な時間の中で、野山に生えている植物を食べてみたり、干してみたり、煎じてみたり、他の植物と合わせてみたりしながら、
体内に入れることで、その植物に毒があるとか、薬効があるとか、そういうことに気付いていった訳ですね。
現代では、こういった漢方薬やハーブを科学的な手法を用いて成分分析をして、どういった成分が入っていて、それが体内に入るとどのような変化を起こし、
結果的にどのような変化が人体に起こるのかが研究されていたりします。
ローズマリー以外にも、健康食品などの研究の現状などに関しては、こちらのサイト様が参考になります。
「ローズマリー」に関しては、
細菌の繁殖抑制、筋緊張緩和、疼痛緩和、健胃作用、癌の抑制に関与する可能性がある、摂り過ぎは良くない可能性がある、
などのことが、研究によって分かっているようです。
ただ、そう謳う根拠となっている元論文までは読んでいないので、その論文や研究自体の信憑性については未確認です。(苦笑)
「健康食品」あるいは「健康にいいと言われている食品」には、必ず上記のような情報(〇〇大学の研究によって明らかになったとか、〇〇学会誌に載っていて云々・・・)ということが書いてありますが、
そういう情報だけをもとに、ガンガン摂取するというような、安易な判断は控えましょうね。
極力プロのアドバイスに従い、「果たして自分にはそれが合うのかどうか」という観点が重要です。
漢方薬もそうですが、キチッと「その人の体質と、現在の状況」にあっているかどうか、それを正確に判断できる人の勧めかどうか、が大事です。
自己判断や、「にわか」の人に勧められたものを下手に鵜呑みにすると、取り返しのつかない失敗をすることが多々あります。
続く
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2018.10.29
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これまでのお話し
参照
◆命名の由来の続き~生薬としての効能に関して
前回、もともとの名前である「ローズマリー」、また、和名である「マンネンロウ」について紹介しました。
今日は中国名の「迷迭香(めいてつこう)」について、考えてみたいと思います。
これの命名の由来は正直分かりませんでしたが、「迷」はもちろん「迷う」、「迭」は「代わる、滑る、入れ替わる」、「香」はそのままの意味でしょうから、
「迷うようにあっちこっちに代わるがわる生える、香気の強い木」
ってな感じじゃないでしょうか。
(笑・・・まったく間違ってたりして。(゚∀゚) もし詳しい方おられましたらご教示下さいませ<m(__)m>)
一応、生薬としての効能は「健胃、鎮痛、駆風」と出てきました。
また、性味は「辛・温」、帰経は「心・肝・脾・肺」とも出てきました。
(温帯で採れるからといって、冷やすわけではないのね。。。本によっては清熱解毒と書いてあることもあるんだが。。。)
横浜薬科大学編『漢方薬膳学』によれば、「発汗解表、健胃、鎮静」などと出てきます。
また、ハーブに詳しい先輩の話では
「働きはハッキリしていて瀉法的」
「香りが強く心肺に作用しやすい、香水としても使われる(料理でも)」
「経験的にはハーブの中でも比較的強く、発散、開竅、通気、清気という印象」
といった情報が得られました。
総合すると、どうも気血を巡らせる働きが強く、瀉法的に働く薬効がある、ということが分かりますね。
心肺に作用しやすいということから、呪術的、宗教的側面を持ちやすいことも頷けます。
続く
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2018.10.26
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患者さん自身が良かれと思って行っている健康法が、東洋医学的に診たら明らかに間違っており、場合によっては逆効果になっていることは少なくない。
これは意外と、重症、難病、難治性疾患の患者さんに多かったりする。
現代はインターネット社会。
自分が病院で告げられた病名を、スマホで打ち込めば、
「〇〇を食べたら〇〇が治った!!」
とか、
「△△を飲んだら△△が治った!!」
とかいう、ウソのような本当のような情報が、画面狭しと溢れかえっている。
あるいは、親しい友人に自分の病名を告げれば、その病気に効くと言われる食品がドッサリと届いたりする。(苦笑)
・・・で、医師に言われるがままに、病院での標準的な治療をしながらも、病院の先生に対してなかなか信頼感を持てず、あるいは信頼感を持っていても、
予後への不安感、恐怖感に勝てず、そういった雑多な健康法を片っ端からやりまくり、結局はいい結果が得られず、もはや何が何だか分からなくなっているという、
気の毒な患者さんを、よく目にすることがある。
こういう問題、少し前に著名人の難病の際にもずいぶん話題になりましたかね。
まあ有名人が亡くなったりすると、こういう話題が出ることがあります。
今日も患者さんから、
「”ローズマリー茶”を飲んでもいいでしょうか?」
と問われました。
漢方ならばともかく、こういったハーブ系はちょっと記憶があいまいだったので、
「すぐ調べますので、少々お待ちください。」
と返しました。
ローズマリーティーの情報は、ネットにはメチャメチャ溢れかえっていますが、僕が持っている本ではなかなかヒットしませんでした。
長くなったんで続く
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2018.10.02
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こないだ、『医道の日本』通巻900号という記事を書きました。
・・・で、900号の続編の、80周年記念号がついに発刊しました!!
テーマは「技の原点・学びの原点」であります。
すでにFBでは色々な人が拡散しているので、持っている人はすでに持っているでしょうが、ここで再度告知しておきます。
(FB、Twitterなんかのいいとこは即時性だねやっぱ。)
『医道の日本』誌の創刊はなんと1938年(昭和13年)、戦前です。( ゚Д゚)
そして発刊にはあの柳谷素霊先生が大きく関わっています。
(以前も書きましたが、もともとは日本高等鍼灸学院の同窓会誌『蓬松』が始まりだったのです。)
昭和初期の東洋医学復興期、近代鍼灸漢方の黎明期から現代に至るまで、単なる商業誌としてでなく、学会誌、求人誌的な役割まで果たしながら、
斯界を見つめてきたモンスター雑誌です。
この記念すべき80周年記念号に、清明院元副院長(現・簡松堂院長)の松木宣嘉先生が、前号(900号)で私の名前を出してくれたため、私も寄稿することになりました。
現在、柳谷素霊先生が初代校長であった東洋鍼灸専門学校で教鞭をとっている関係上、奇縁のようなものを感じましたね。。。
同じ号には、(一社)北辰会会長の藤本蓮風先生も寄稿しており、同じテーマで、各会派や団体を代表する、錚々たる先生方がずらりと並ぶ中、
若造(たぶん圧倒的に一番年下)として、恥ずかしながら駄文を書かせていただきました。(苦笑)
でも、どこかの誰かには響くんじゃないかと思って、過去の色々な場面を思い出しながら、限られた項数ながらも、真剣に書きました。
現在、ざっとすべて読みましたが、どの先生も個性的であり、真剣に自分の人生を生きてこられたわけですから、随所に響く言葉、響く考え方がある筈です。
僕もずいぶん煽られました。(笑)
ぜひ読みましょう!
永久保存版です!!
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2018.09.27
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こないだ、NHK「東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」という記事を書きました。
・・・で、見ました!!
感想は、
「・・・うん、まあ、いんじゃねんすか?」
って感じです。(゚∀゚)
制作に携わった先生方、ご苦労様でした!<m(__)m>
全身にする鍼、経穴や経絡を意識した鍼、耳鍼、今流行りの美容鍼、ラットでの実験、血液像の変化、婦人科と鍼、結核とお灸、動物と鍼、大学病院で鍼、米軍で鍼、漢方と証・・・、
とか、まあ、一般人ウケする要素満載の内容で、NHKが採り上げてくれたというのは、何も日が当たらないよりは、一先ずはいんじゃないすかね。
NHKの制作サイドが、コアな東洋医学の話は、分かりにくくなるし難しくなるので、意図的に排除しているようにも思えましたね。
鍼と言えば痛そうだからヤダ、灸と言えば熱そうだからヤダ、鍼灸は年寄りがやるもの、効くかどうか分かんない、単純に怪しい、怖い、といったマイナスイメージが過半数を占めているのであれば、
ああいった全国ネットでのポジティブで肯定的な見せ方はアリだと思います。
マスに対してやる訳だからね。
もちろん、細かい部分で「??」みたいな部分も無きにしも非ずでしたが、まあ、それは今に始まったことじゃないし、大枠としてはいいんじゃないの、と思いました。
個人的には、以前研修でお世話になった北里大学の伊藤剛先生が、スタジオで顔の巨膠というツボを真顔で指圧してリフトアップしようとしている姿がウケました。(笑)
〇
何といっても、鍼灸の受療率は国民の僅か5%前後。
2000年頃の小泉政権時代の規制緩和で、雨後の筍のように鍼灸師養成校が全国に増加し、それまでは年間1000人程度であった国家試験合格者が、
一気に毎年3000人程度にまで膨れ上がりました。
それでも今のところ、受療率は別に増加しません。
教育サイドも、これに対する対策なのか、確か来年度からだったか、授業のコマ数を増やして、実技のコマ数も増やして、臨床経験の豊富な先生が、
専門学校の教壇に立つように工夫していこうという動きが出てきています。
国家試験の難易度も徐々に上がり、年々合格者数が減っています。
・・・さあこれで、鍼灸師の質が上がるか。
受療率は増すか。
・・・僕としては、約20年前にこの業界に入った当初から、要するに、あれだけ社会インフラとして発達した西洋医学をもってしても上手く治せないような病気が実際にある訳なんで、
西洋医学とは全く違った自然哲学に立脚する東洋医学の見地、基準でもって診たてて、キチッと治せる、結果の出せる鍼灸師がどれだけ増やせるかが、
キモだと思っています。
まあ治せるだけでなく、それをプレゼン出来たらなお良いけど。
数だけ増えたって、実力ねえならゼロ意味、あるいは、かえってマイナスだね。(ΦωΦ)ニャー
藤本和風先生の言葉、
「デタラメな鍼をするなら、鍼灸師を辞めた方が人助けや。」
ですね。
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2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
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診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
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2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!2023.08.01
2023年 8月の診療日時2023.07.24
第53回、順天堂東医研に参加してきました!2023.07.23
(一社)北辰会関東支部に参加してきました!2023.07.22
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.07.21
第73回 日本東洋医学会に参加してきました!2023.07.01
2023年 7月の診療日時2023.06.12
(一社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!2023.06.11
(一社)北辰会本部会に参加してきました!!2023.06.10
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.06.09
第52回、順天堂東医研で喋ってきました!!2023.06.08
第14回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に登壇しました。2023.06.01
2023年 6月の診療日時2023.05.31
日本東方医学会、医鍼薬地域連携研究会(DAPA)について2023.05.30
生薬観察登山に行ってきました!