東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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現代人に多い熱の発生と治療(その6)

2011.02.23

こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・

現代人に多い熱の発生と治療(その1)

現代人に多い熱の発生と治療(その2)

現代人に多い熱の発生と治療(その3)

現代人事多い熱の発生と治療(その4)

現代人に多い熱の発生と治療(その5)

続き行きます!!


「衛気営血弁証」


この弁証法は清代の名医である、

葉天士
(ようてんし:1667~1746年)

によって提唱されました。


彼は若い頃から医学を学び、豊富な臨床経験を積んでいき、その名を広めました。

そして約10年間で17人もの師匠についたと言われています。

(すごい!!普通の人ならダメになるパターン!!(笑))

時には自分の本性を偽ってでも気になる医家に弟子入りし、

その医家から、

「君の学は大変素晴らしいものになった。それはまるでかの名医、葉天士のようだ!!」といわれ、

「実は、その葉天士が僕なんです」なんてことも(笑)

こんな勤勉家の葉天士ですから、後世に多大な影響を与えたのは言うまでもありません。


特に彼は「絡脈(らくみゃく)」に独自の見解を示し、『病久入絡』(病が長期化すると絡に入る)という有名な言葉を残したり、

奇経八脈についても多くの見解を残しました。


簡単に言うと病の

”経過””深浅”

というものに興味を持っていたのではないでしょうか。


そんな葉天士が熱邪における侵入過程を、

”深浅”という視点で考えだしたのが「衛気営血弁証」です。

熱邪が口鼻から侵入し、体の最も浅い所の衛分(えぶん)を侵し、

次いで気分(きぶん)営分(えいぶん)血分(けつぶん)と深い所を侵していくため、

「衛気営血弁証」と言います。

”深浅”という深さがある訳ですから、体を”立体的な空間”ととらえていたのも興味深いですねぇ・・・

次回は「衛気営血弁証」をさらっとおさらいしてみようと思います。

次回に続く。


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