東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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私の鍼灸学校における教育戦略(その7)

2010.10.13

こんばんは、松木です。

前回までの話

私の鍼灸学校における教育戦略(その1)
私の鍼灸学校における教育戦略(その2)
私の鍼灸学校における教育戦略(その3)
私の鍼灸学校における教育戦略(その4)
私の鍼灸学校における教育戦略(その5)
私の鍼灸学校における教育戦略(その6)


長々と書いて参りましたが、最後におさらいをさせて頂きますと、

鍼灸学校での教育において、私が日々目標に掲げていることは、

①、決められた期間内に、必要な情報を伝達する。

②、自ら学習する力をつけてもらう。


の二点であります。


「必要な情報」というのは、とりあえずは「国家試験合格レベルの情報」を、最低ラインに設定しています。



「自ら学習する力をつけてもらう」ためには、「自分の分からないことを適切に言語化する」ことが重要だと思われます。(これが出来ないと、質問したり、自分で調べたりが難しいですからね。)

「自分の分からないことを適切に言語化する」つまり、自分が何が分からないかを自覚する。そのためには、「自分で考え行動する」ことが大切だと思います。(人に指摘されるのではなく「自覚する」ということが重要なのではないかと思います。)

「自分で考え行動する」ためには、「自分にも出来るかもしれない」と思え、かつ「楽しい、興味深い」と思えれば、行動の動機になりやすいだろうと思います。

まず、「自分にも出来るかもしれない」と思ってもらうためには「習熟を体感する」ことが大切だろうと思います。(練習したら出来なかったことが出来るようになった、などの体験はさらなる動機につながりやすいと思います。)

もう一つの「楽しい、興味深い」というような好意的な印象を抱いてもらうためには、教員自身が「本当に楽しそうに」話している、ということが、興味をもっていただく上での一つのポイントではないかと思っています。

そのためには、話している本人がその内容について「本当に好き」であることが重要です。
なぜなら、好きであれば「こういうところが好きなんだ」という事を具体的に伝えやすいと思うからです。


そして冒頭に戻りますが、「必要な情報」というものに、「国家試験合格レベルの情報」以外に、「ますます鍼灸が楽しい、興味深い、と思えるような内容の情報」、が含まれるのではないかと思っております。

どの情報に楽しい、興味深いと思って頂けるかは、人それぞれですので、なるべく入り口は広く設定します。

しかし、すでに述べましたように、私自身が楽しいと感じていることをお伝えすることが、今のところ一番効果的なのではないか、と思っております。



まだまだ試行錯誤の状態ではありますが、①②を実践するために、現在はこのように考えながら、講師の仕事をさせて頂いております。

臨床同様、実践と理論を往復しながら、より精度の高いものにしていけるよう、日々精進しております。


鍼灸の本当の良さ、すごさが、一人でも多くの学生さんに伝われば、それも患者さんのためになるのではないか、と思っております。




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