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こんばんは、森岡です(^_^)


先日、以前、録画しておいたドラマをまとめて視聴しました。

普段、ほとんどドラマなどは見ない私ですが、少し気になる題材でのドラマだったので録画してみました。


「僕のいた時間」


これはＡＬＳ（筋萎縮性側索硬化症）という難病をテーマにしたドラマでした。


ＡＬＳは進行性の神経性病変で、重篤な筋肉の萎縮・低下により最終的に呼吸筋麻痺に陥り、呼吸ができなくなり死に至ります。


現在、西洋医学では治療方が確立されておらず、難病指定となっております。



ＡＬＳは、このドラマの少し前に話題になっておりました。


前都知事の猪瀬さんが献金問題で話題になっている時、


その猪瀬前都知事に献金した、医療グループ「徳洲会」の理事長の徳田虎雄氏がこの難病に侵されておりました。


テレビでも目の動きにより部下たちに指示を出している寅雄理事長の姿は、


この病気を知らない方々にとっては衝撃だったのではないでしょうか。



また、我々が鍼灸治療のベースとしている「中医学」を、


文化大革命の中で確立させた中華人民共和国初代主席の毛沢東もこの難病に侵されております。


（毛沢東については院長ブログ参照）



さらに、院長が席を置かれております（一社）北辰会代表理事の藤本蓮風先生も、


近年、鍼灸治療によりＡＬＳに対して素晴らしい効果を上げております。



そういった意味でも、非常に興味がそそられるテーマでした。 



内容が気になる方は観て頂くとして、「病気の捉え方」や「生き方」によって、


マイナスもプラスになりうるというようなことが伝わりました。



ドラマの中の主治医さんが、主人公がどんどん進んでいく麻痺におびえ、この先いつ呼吸ができなくなるかと不安がっている場面で、


「先のことを考えても答えは出ません。それより何も考えないこと（先を考えネガティブになるより、今という瞬間を一生懸命生きること）がＡＬＳとうまく付き合っていくコツみたいなものです」


と淡々と話していたのが印象的でした。


（これ、病気と向き合う時、意外と重要だと思います。）


主演の三浦春馬さんの熱演（特に病気の発症後の麻痺の感じや表情などがリアル）、彼女役の多部未華子さんの好演が心を揺り動かし、


最初の数話はベタな恋愛ドラマの様でやや退屈しましたが、病気が発症していくにつれ引き込まれ、最後の半分は涙腺崩壊状態でした（笑） 


また、病気になった人の心情が非常にリアルに描写されており、


実際の臨床でも「あーこういう場面あるある」と、


よく調べて作られているな～と感心しておりました。



非常に良くできた作品でしたので、気になる方は是非！！



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