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こんばんは、森岡です(^_^)

みなさんは医療をどのように捉えているでしょうか？

最善の医療とは何でしょう？



先日、患者さんから、


「今年の花粉症はとても楽に終わりました。ありがとうございます。」


と言われました。


有難い事です。


この患者さんは、継続して診させて頂いている方ですが、去年のこの時期、とてもひどい花粉症に悩まされておりました。


毎年、目は真っ赤に充血し、掻きむしりたくなるような痒みに襲われ、鼻水と涙でグシュグシュ、手には湿疹と散々な状態でした。


去年も、鍼灸治療により症状は多少改善したものの、


花粉の時期は魔の季節と頭にインプットされているようです。


そこで、去年その惨状を見ている私は、秋から冬にかけ、


主訴である膝・腰の痛みに主眼を置きつつも、花粉症を考慮に入れ、治療を行っておりました。


「今年の花粉症状は去年と少し違うかもしれませんよ」と、少しずつ暗示をかけながら（笑）


そして、花粉の時期に突入しましたが、鼻水は多少出るものの、


目の痒みは出ず、手の湿疹も出ず、そろそろ花粉の時期も終わろうとしております。




　　　　　○




私が考えるに、医療とは大まかに分けて二通りにあると思います。


一つは消極的医療であり、一つは積極的医療です。


私の考える消極的医療とは、


”病気が発症してから行う医療”


です。


おそらく、皆さんの医療に対する認識はこちらのほうに偏っていると思います。


病気になった、さぁ、お医者さんに行こう

と。



もう一方の、積極的医療とは、


”病気の発症を予防する医療”


です。


つまり、病気が発症する前に受ける医療です。



こちらを「予防医学」と呼んだりします。



予防医学は第一次予防、第二次予防、第三次予防の三段階に区分されています。


それぞれ、

第一次予防 ・・・疾病の予防。健康への啓発、健康増進、特殊予防（教育、予防接種など）。

第二次予防 ・・・重症化の防止。疾病の早期発見と早期措置、適切な医療と合併症対策（健康診断など）。

第三次予防 ・・・疾病の再発防止。リハビリテーションなど。


です。



しかし、これらはあくまで養生法や健康の捉え方への啓発であり、


予防としての”治療”にまでは至っておりません。

現在の西洋医学では、数値に異常がないものや、画像診断に異常のないものに関しては、


治療する手立てがないのです。



しかし、それらに異常がなくても、日々の生活の中で、着実に病気因子は育まれているのです。



その、気づかれていない病気因子を刈り取ってしまう治療や、診断法を東洋医学は持っております。



すなわち、積極的医療を行うのに最適な方法が鍼灸だと僕は考えています。


実際、そのような症例に、先の花粉症の症例を含め出会っています。



最近、少しずつ世間に浸透している言葉「未病を治す」。



この、”未だ明らかになっていない病”を治しておくことが、最善の医療であると私は考えます。



そして、それを実践するには東洋医学が最適であることは間違いないと思います。



もっと皆さんの鍼灸に対する認識が変わるといいな～・・・。



来週水曜日からまたまた、清明院の”新しい風”によるブログが始まります！！


皆々様、乞うご期待です☆




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