東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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大胆さの大事

2018.12.24

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昨日、慎重さの大事という記事を書いた。

 

 

ものごとを盤石に進めるには「慎重さ」は必要不可欠。

 

ただ一方で、何かこれまでにないことをやろうと思ったら、「大胆さ」も大事。

 

 

先人がやったこと、先人がやった範疇内でしかやらないのであれば、確かに安全だが、つまらない。

 

 

しかも、先人がやったインパクトを超えられない。

 

 

その考え方のみであれば、「先細り」は目に見えている。

 

 

これまで、誰もやったことがないことに着手しようとするなら、失敗や批判を恐れない「大胆さ」は必要。

 

 

「大胆さ」「慎重さ」このバランスがうまく取れて、天地人に恵まれると、楽しいことがやれる目が出てくる。

 

 

これは大変難しいことだと思うが、そこにチャレンジしてこその人生。

 

 

破壊と創造。

 

 

鍼の臨床も一緒。

 

 

 

・・・ナンテネ☆(*‘∀‘)

 

 

 

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日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(2日目編②)

2018.12.02

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ここまでのお話し

 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編①) 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編②) 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編③)  

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編④)

  

参照

 

 

2日目の午前、一般口演の後は、医師である西田晧一先生による刺絡療法のお話し。

 

 

今回、日本刺絡学会とも共催でしたので、刺絡の話が多いのは嬉しいですね。

 

 

しかも医師である西田先生が、力強く

 

「刺絡は合法的で大変有効な施術法だ、鍼灸師の先生方にはドンドン覚えて、ドンドン活用してほしい!!」

 

と訴えておられたのは良かったと思います。

 

 

ですがまあ、刺絡をやったからといって、どんなアトピーでも治るわけではないので、そこは

 

「刺絡適応となる難治性疾患の診断学」

 

を強調してほしかったです。

 

 

ここを途中で抜けて、メインホールへ。

 

 

大阪大学名誉教授の加地伸行先生による「死の不安の解決は」を聴きに。

 

 

正直、あまり期待していなかったのですが、いい意味で完璧に裏切られました。(゜o゜)

 

 

あれはもう、教育講演の究極というか、名人芸というか。。。

 

 

「難しいことを簡単に分かりやすく話す」

 

「動きでもなく、スライドでもなく、話術だけで聴衆を引きつける」

 

「ユーモアと教養のバランス」

 

 

・・・あの手の講義の最高峰を見せつけられた気がします。

 

 

あの勢いで喋れて、80代とは、そこも素晴らしい。

 

 

僕も講師の端くれ、非常にいい刺激をいただきました☆

 

 

ぶっちぎりで今大会最高の講演だったと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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「肺胃不和」という証 6

2018.08.26

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これまでのお話

 

「肺胃不和」という証 

「肺胃不和」という証 2 

「肺胃不和」という証 3

「肺胃不和」という証 4  参照

 

 

 

◆「胃の和降」って何じゃい??

 

 

前回までで、東洋医学固有の「肺の臓」というものの重要な生理作用の一つである「宣発・粛降」について、ごく簡単に説明を加えました。

 

 

今日は「胃の腑」の重要な生理作用である「和降」について、少し掘り下げてみたいと思います。

 

 

「胃の腑」についても、かつて書きました。

 

「胃」って何ですか?(その10)   参照

 

 

以前書いた際に強調したのは、「胃の腑」は隣接する「脾の臓」とワンユニットになって、生理作用を発揮しているということで、脾の臓の重要な生理作用である「昇清」に対して、

 

「胃の腑」「和降」ということで、全身の気機の、上下のバランサーが脾胃なのだ、というお話をしました。

 

「脾」って何ですか?(その9)   参照

 

 

脾は挙げて、胃は下げる。

 

 

こうやって全身の気機の上下のバランスを、ほど良く調えている訳です。

 

 

・・・で、下げるは下げるでも、肺の臓のように「粛降」と言わずに「和降」あるいは「通降」あるいは脾の昇清に対して「降濁」という言い方をします。

 

 

「和」にしても「通」にしても、胃の腑のこの働きで重要なのは、”滞りなく降ろす”ということです。

 

 

口から入ってきた飲食物を、まずは受納し、腐熟(消化)し、重要な「水穀の精微(気血水の元)」を取り出し(吸収)、脾の臓はそれを上焦に持ち上げ、

 

胃の腑は残渣物を腸(小腸の腑、大腸の腑)に降ろしていくのです。

 

 

この、胃の腑の重要な働きがうまくいかなくなった病機を「胃失和降」と呼んでいます。

 

 

そしてこの、”滞りなく降ろす”働きを上(上焦)から支えてくれているのが、肺の臓の「粛降作用」である訳です。

 

(逆もまたしかりですが)

 

 

そして、あらゆる原因で、

 

1.肺の臓からの粛降の援助が得られなくなって、胃の腑の和降の働きが果たせなくなっているもの、

 

2.胃の腑からの和降の援助が得られなくなって、肺の臓の粛降の働きが果たせなくなっているもの

 

を、「肺胃不和」と呼んでいるのです。

 

 

 

続く

 

 

 

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「肺胃不和」という証 5

2018.08.25

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これまでのお話

 

「肺胃不和」という証 

「肺胃不和」という証 2 

「肺胃不和」という証 3

「肺胃不和」という証 4     参照

 

 

 

◆「粛降」の根拠は??

 

 

前回、肺の臓の生理作用である「宣発」について書きました。

 

 

で、今日は「粛降」です。

 

 

「粛降」にも、3つの意味があると言われます。

 

1.天空の清気を吸入する作用

 

2.肺が五藏六府の華蓋(天蓋)となり、吸入した清気と、中焦から上がってきた水穀の精微を下に散布する作用

 

3.気道の異物を除去(粛清)して、気道を清潔に保つ作用

 

この3つです。

 

(3.は”降”じゃねえじゃん、と思うけど、気道の異物を食道の方に下ろせば結果的に”降”であり、それがメインですね。)

 

 

粛降の粛は北朝鮮がよくやる「粛清」とか、「静粛に」とか「粛々と」の粛です。

 

 

「粛」には、心を慎むとか、規律が厳しいといった意味があります。

 

 

因みに肺の臓は五行で分類すると「金」に属し、金は季節で言うと秋です。

 

「五行」って何ですか?(その8)   参照

 

 

秋の気は粛殺、と言われ、これは厳しい秋の気が植物を枯らすことを言います。

 

 

つまり、肺の粛降の作用というのは、異物を厳しく除去し、場を清潔に保ちつつ、正気を全身に降す力、ということです。

 

 

肺の臓はこのように、ある意味、外に外に、全身に気を巡らせるという陽的な作用である「宣発」と、内に清気を引き込み、下に降すという、

 

陰的な作用である「粛降」という、相反する二つの作用が、うまくバランスを取ることによって成り立っている臓腑ということが出来ます。

 

 

肺の臓について詳しく述べれば、実はまだまだ全然、面白い話があるんですが、まあキリがないんでこの辺にしといて、次は胃の腑の話いきましょう。(^^)

 

 

 

続く

 

 

 

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「肺胃不和」という証 3

2018.08.22

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前回のお話

 

「肺胃不和」という証 

「肺胃不和」という証 2    参照

 

 

 

◆「肺胃不和」は証ではなく病理?

 

 

FBの方で、専門家の先生方から質問がチラホラ出ているこのシリーズ。。。(笑)

 

 

おもしろいから、もうチョイ引っ張りましょう。(゚∀゚)

 

 

ただ、ちょっと今日の話は専門的になっちゃうので、患者さんや一般の方はつまんないかもしれません。。。

 

 

そもそも、「肺胃不和」という熟語は、『中医病因病機学』という本の中に、「肺胃の”病理”を示す言葉」として出てきます。

 

 

そこだけ見ると、「肺胃不和」という言葉は、「証」ではなくって「病理」じゃないか!と思う人もいるかもしれません。

 

 

・・・そこで、『中医弁証学』という本に目をやると、肺と胃が同時に病む病証としては「肺胃陰虚」という証のみが紹介されています。

 

 

つまり、『中医病因病理学』『中医弁証学』では、細かく言うと「肺胃陰虚」という病証が形成される病理過程のことを「肺胃不和」と呼んでいる、

 

という理解になるのでしょうが、僕は個人的に、治療時点では必ずしも陰虚だけではない気がしています。

 

 

どういうことかと言うと、治療時点では「肺胃気滞」「肺胃気逆」あるいは「肺胃熱結」「肺胃気分熱盛」とでも呼びたくなるような病証が、

 

臨床的にはあるんじゃないか、と思っています。

 

 

このように、TCMの成書については、もちろん参考にはするけれども、「TCMの成書が100ゼロで正しい」とするような、教条主義的な取り扱い方はしない、

 

というのが北辰会のスタンスです。

 

 

「実践から理論へ」ですね。

 

(ただもちろん、今回の話は私の私見であり、北辰会の公式見解とかではないと断っておきます。)

 

 

前回書いたように、肺の臓胃の腑の力の源の中心は「陰液(津液)」です。

 

 

十二臓腑というのはこのように、それぞれの特徴に従って、活動の源泉とする精微物質に若干の違いがあります。

 

 

例えば肝の臓心の臓であれば、その活力の源は「津液」よりもどっちかと言うと「血」腎の臓であれば「精」、ということになるわけです。

 

 

このように、TCMの言う、人体を構成する「気・血・津・液・精」それぞれの精微物質が、もちろん全体としては混然一体となりつつも、

 

各臓腑に適度にバランスよく割り振られて、十二臓腑の生理活性や動的平衡が保たれているのです。

 

 

その中で、何らかの原因で「陰液が不足する」という病証があるならば、ある時点では気の停滞や邪熱がメインになる病証だってある筈でしょう。

 

 

個人的には、TCMの考え方は、現場ではそうやって融通無碍、臨機応変に運用しないと、単なる言葉遊びや暗記大会や牽強付会になってしまって、

 

結果的に成果があがらず、行き詰まってしまうように思っています。

 

 

 

続く

 

 

 

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『素問』脉要精微論(17)における「脈の内外上下」 4

2018.07.28

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これまでのお話

 

『素問』脉要精微論(17)における「脈の内外上下」 1

『素問』脉要精微論(17)における「脈の内外上下」 2 

『素問』脉要精微論(17)における「脈の内外上下」 3  参照

 

 

◆『黄帝内経素問』脉要精微論(17)における脈診に関する記載部分

 

 

長々と、勿体付けるかのように語ってきましたが、ここで『黄帝内経素問』脉要精微論(17)における脈診に関するポイント部分を抜き出しますと、

 

 

①診法常以平旦.

 

→脈は色々な外的条件の影響を受けにくい、夜明けに診ましょうね。

 

②夫脉者.血之府也.

 

→脈っつうのは「血が集まるとこ」だよん。で、その血を動かしているのは「気」だよん。

 

③四變之動.脉與之上下.以春應中規.夏應中矩.秋應中衡.冬應中權.

 

→四季の移ろいは、脈に反映されるよん。春はコンパス(規)のように丸く、夏はさしがね(矩)のように端正で盛んで、秋ははかり(衡)の様につり合いが取れており、

 

冬はおもり(権)のように安定しているよん。

 

④四時爲宜.補寫勿失.與天地如一.得一之情.以知死生.

 

→脈が四季の移ろいとマッチしている状態がいい状態なのよん。そのアンバランスを的確に見分けて、補瀉を間違わなければ、人の生き死にを仕切ることが出来まっせ―。

 

 

・・・④、スゴイっしょ。(゚∀゚)

 

 

(竹下が勝手に意訳☆)

 

 

 

続く

 

 

 

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『霊枢』小鍼解篇(3)の「守気」について

2018.07.14

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最近、北辰会代表、藤本新風先生を中心に、北辰会の実技練習の中で強調される「守気」という言葉。

 

 

以前、軽く紹介しました。

 

(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!   参照

 

 

この言葉は、『黄帝内経霊枢』小鍼解篇(3)の中にのみ、出てきます。

 

 

出てくる部分の内容を抜粋すると、以下の通り。

 

 

刺之微在数遲者.徐疾之意也.

 

粗守關者.守四肢.而不知血氣正邪之往來也.

 

上守機者.知守氣也.

 

機之動不離其空中者.知氣之虚實.用鍼之徐疾也.

 

空中之機清淨以微者.鍼以得氣.密意守氣勿失也.

 

 

・・・と、出てきます。

 

 

簡単に訳しますと、

 

 

刺鍼の妙は「数遅(さくち)」にある、とは、「徐疾(じょしつ)」の意味です。

 

未熟な医者は、四肢の重要な経穴にのみ気を取られて、全体的な正邪のバランスや気血のバランスが見えていない。

 

上手い医者は、気の動きを把握(守気)している。

 

気の動きを把握していれば、気の虚実、鍼を動かす際の徐疾が分かる。

 

鍼をして気を得たら、よーく集中して気を正確に操作(守気)すること。

 

 

・・・と、なります。

 

 

的確な「補瀉」をして、気の流れの乱れを調えるのが、伝統的な東洋医学的な鍼治療です。

 

補瀉 目次   参照

 

 

それをするには、気の流れの乱れを正確につかまえていないと不可能です。

 

 

それを「守気」と言います。

 

 

的確な「守気」がなされたうえで、以前紹介したように、徐疾を考えた「補瀉」がなされます。

 

「刺の微は速遅にあり」とはどういう意味か。

補瀉 6

補瀉 10

 

 

 

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足腰を鍛えると鍼が上手くなりやすい

2018.07.08

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足腰の強さ。

 

 

鍼をする上で、これが意外と重要だと思います。

 

 

強靭な下半身があるから、柔軟で繊細な上半身を最大限使った、「良い鍼」が打てるんだと思います。

 

 

ただ、マシンで反復動作によって特定の筋を太くするような運動ではなく、非常に複合的で複雑な、自然の動きの中で鍛えた足腰が、です。

 

 

蓮風先生が馬術家でもあるということは、意外と注目されませんが、あの強烈な気の動きを生み出す鍼を理解する上で、非常に重要なことだと思います。

 

 

実は僕自身は、馬術をやったことがないんですが、近いうちに機会を作って、是非やってみたいと思っています。

 

(メチャお金がかかるらしいので、なかなか一歩が出ないんですが。。。)

 

 

これまで何度も蓮風先生に勧めていただいています。

 

 

馬術というのは、股関節回りの筋肉を非常に微細に使うようです。

 

 

また、縦軸方向の衝撃を上手に逃がす動きとか、色々な動作、筋力、瞬発力、ボディーバランスが要求されるようです。

 

(特に障害馬術では)

 

 

こういった全てが、鍼にかなり役に立つだろうと思います。

 

 

僕もまあ、運動と言えば釣りをしますし、登山もします。

 

 

ここ二年くらいは、休みの日はだいたい山奥か海の上にいます。(笑)

 

 

もっともっと考えながら体力をつけて、一本の鍼に還元します。

 

 

 

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全日本鍼灸学会に参加してきました!! ②

2018.06.06

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前回のお話

 

全日本鍼灸学会に参加してきました!! ①   参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

立命館の齊藤先生のNBMの講演を11時半には中座し、サブ会場である森之宮医療大学へ。

 

 

今回、メイン会場であるハイアットリージェンシー大阪と、サブ会場である森之宮医療大学とは、徒歩15分くらいの距離。。。

 

 

シャトルバスも出ていましたが、ちょうど都合のいい時間にバスがなかったので、何人かの先生方とタクシーで移動しました。

 

 

こういう大きな学会は、メイン会場とサブ会場が離れていて、移動が大変なことが多いんですよね。

 

 

よくアンケートなんかで苦情が出やすいところだと思います。

 

 

・・・まあでも仕方ないですよねこれは、学会あるあるだと思います。(苦笑)

 

 

運営サイドの先生方、大変お疲れ様でございます。<m(__)m>

 

 

12時からは藤本新風先生による日本伝統鍼灸セミナー

 

「健康・長寿を支える鍼灸学 伝統鍼灸のあり方―北辰会からの提言―」

 

の講義と実技を聴きに行きました。

 

 

新風先生の講演における提言の要点は、

 

1.日本伝統鍼灸の歴史を正確に踏まえよう

 

2.その上で、世界と日本の鍼灸の現状を踏まえよう

 

3.世界に向けて日本伝統鍼灸をアピールするならば、対話のための共通言語、用語が必要であり、TCM(現代中医学)はそれに相応しい。

 

4.1.~3.を踏まえて、北辰会方式の紹介と、症例の紹介と実演。

 

という、40分というごく限られた時間の中で、非常に盛りだくさんの内容でした。

 

 

実技では、毫鍼の実演と、打鍼の実演を見せて下さいました。

 

 

全日に来ている鍼灸師の先生方は、現代医学的な考え方で治療を行う先生方も多いことでしょうから、聴衆にとって、中医学伝統鍼灸というものに、

 

あまり馴染みのない先生方も多かったのではないかと思いますが、北辰会方式ではあのように一本鍼に持っていくまでに、様々な理論と、診察法を駆使して、

 

「もちろん主訴を鑑みつつ、より本質的な全身の大いなるアンバランス、気の歪みを調整しうる究極の一穴」

 

を選んでいる、ということが、少しは伝わったんじゃないかと思います。

 

 

その後、新風先生自ら、鍼灸の業者さんの販売ブースに移って、北辰会方式で用いるメインの鍼である

 

「撓入鍼(とうにゅうしん)」「打鍼」「古代鍼」

 

の販売メーカーであるいっしん社さんのブースにて、実技デモンストレーションを行いました。

 

(因みに、僕もちゃっかり鍼してもらっちゃいました☆)

 

 

新風先生の実技を間近で見れることはそうそうないので、聴講者にとっては、いい機会になったんじゃないでしょうか。

 

 

もちろん実技の内容は素晴らしかったんですが、広いガヤガヤした会場なのにマイクがなかったので、声が聴き取りにくく、そこは大変残念でした。。。

 

 

そして最後は実技セッションの教室に戻り、「女性鍼灸」を聴きに。

 

 

 

続く

 

 

 

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よく効くツボは危ない

2018.05.19

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患者さんから言われる。

 

「先生、こないだの治療、すごくよく効いたから、嬉しくって、あのツボに毎日お灸しています!」

 

 

・・・これ、実にアブナイ。(苦笑)

 

 

すぐに止めていただきました。

 

 

残念ながら、

 

”劇的に効く(効いた)経穴”

 

というのは、扱いを間違えれば

 

”劇的に壊れる経穴”

 

でもあります。

 

 

僕ら、毎日毎日鍼灸をやっている、微妙な操作の出来る人間がいじくるならいざ知らず、患者さんがそういう経穴をいい加減にいじくりまわすことは、

 

実は非常に危ないことなのです。

 

 

案の定、バランスが乱れていました。

 

 

これも、左右両側をやるとか、全身の色んな所をやるとかだったら、まだマシなケースもあります。

 

(効果がぼやけるからです。)

 

 

その点、北辰会の少数鍼治療というのは、全身のバランスを診た上で、

 

”一番大きく、正しく気が動くであろう経穴”

 

を、

 

”非常に繊細な技術で”

 

動かしているので、患者さんにそれを完全再現したり、真似したりすることは、よっぽどの天才でない限り不可能だと思います。

 

 

東洋医学は医学なのであり、これを素人が行うことは、危険極まりないのです。

 

 

 

いわば、解剖学の素養のない素人が、メスを持って開腹するようなもんです。

 

 

 

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