東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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Search Results for: バランス

「百会(ひゃくえ)」という経穴 5

2015.02.10

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これまでのお話

「百会(ひゃくえ)」という経穴
「百会(ひゃくえ)」という経穴 2
「百会(ひゃくえ)」という経穴 3
「百会(ひゃくえ)」という経穴 4

 


では、続きいきます!!

 

前回、百会穴で、全身の上下の気の調整が可能である、というお話をしました。


では、3次元空間における、上下以外の、左右とか、前後とか、内外の気の不調和の場合はどうか。


結論から言えば、調整できるでしょうね。


そういう目的で百会を使うことは、あります。

(少なくとも僕は。)


ただここで、ポイントとして考えておくべきなのは、やはり

”百会は体のてっぺん”

だということです。


つまり、百会で気の調整をやるということは、上下左右前後内外の気のアンバランスの調整をするのに、

”位置的には最も陽気の強い、体のてっぺん”

で、調整するやり方である、という理解が重要だと思います。


その、上下左右前後内外の気の不調和が、陽気の異常を中心としたものであれば、選択肢の一つとして百会が有利である可能性が高い、ということです。

 

そして、標的とする臓腑で言えば、流注からすれば肝の臓が主であろうし、標的とする経絡で言えば、最初に述べた三陽五会の5つの経絡であろう、ということです。

 

 

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「百会(ひゃくえ)」という経穴 4

2015.02.08

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前回のお話


「百会(ひゃくえ)」という経穴

「百会(ひゃくえ)」という経穴 2
「百会(ひゃくえ)」という経穴 3

 

では、続きいきます!!

 

前回までで、百会穴の別名である「三陽五会」という呼称に関して、話をしました。

 

今日は百会穴が持つ、他の意味について考えたいと思います。

 


◆百会は体のてっぺんにある。

 


百会というのは、人体にのてっぺんにあります。

 


体のてっぺんで、”百脈が会する”のです。

 


ということは、”全身の気”の中でも、とりわけ”上半身の気”を動かすのに、相対的に有利じゃないか、という発想も出来ます。

 


で、そう考えてやってみると、確かに、そういう働き、側面はあるように思います。

 


ある種の肩凝りや腕の神経痛、頭面部の疾患に、百会を使って有効な場合があります。

 

しかし、人体というのは、上半身と下半身、常にその半分半分を、気血津液が縦横無尽に駆け巡って、バランスを調える力が働いているわけです。

上下は密接に繋がっているわけですね。

だから、意外と下半身の病(腰痛や坐骨神経痛や婦人科疾患や腎臓や泌尿器系や腸や肛門の疾患などなど)にも、百会を使う場合があります。

 

一番上の経穴を使って、一番下の異常を正す、という使い方もあるわけですね。

 

 

これは我々にとっての聖典である『黄帝内経霊枢』官鍼(7)というところに「九刺」という、古代の9種類の刺鍼術について記載されているのですが、ここに

 

「二曰遠道刺.遠道刺者.病在上.取之下.刺府腧也.」

 

と書いてあります。

 

 

上の病を下に取るとか、下の病を上に取るとか、そういう考え方は、2500年も前からある訳です。

 

 

しかしそれを、どうやって判断し、良好な結果を得るか。

 

ここら辺が経穴選択の妙であり、プロのみが使い分けられるところです。

 

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「左肝右肺」に関して 7

2015.02.02

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これまでのお話・・・

 

「左肝右肺」に関して
「左肝右肺」に関して 2 
「左肝右肺」に関して 3 
「左肝右肺」に関して 4
  
「左肝右肺」に関して 5
  
「左肝右肺」に関して 6
   参照

 

では続きいきます。

 

というか、キリがないので、いったん終わりましょう。(笑)

 


◆左右の使い分け

 


東洋医学に、「巨刺(こし)」とか「繆刺(びゅうし)」という治療方法があります。

 


これは、患部とは左右反対側を治療したり、患部と離れたところを治療したりする方法なんですが、問題は、

”これらを「どういう時に」使うのか”

です。

 

 

毎回毎回、必ずそうすれば正解、ではないのです。

 

 


まあ、これは業界的には半分以上常識なんで、いちいち出典挙げないけど、各古典によれば、

 

巨刺の方は経脈に病があるときで、しかも九候の脈に変化があるときで、繆刺と比べて相対的に深刺しをしろ

 

とあり、

 

繆刺の方は絡脈に病があるときなので、巨刺よりも相対的に浅刺しであるが、場合によっては刺絡しろ

 

と、あります。

 


刺絡の細かい話
「刺絡」という方法論(その2) 参照

 

・・・このようにあるんですが、古典におけるこの書き方に、僕的にはもう一つ納得できません。(笑)

 

だって、これだけだと、経脈に病があったって、絡脈に病があったって、それを患部の「反対側に」取る理由になってない。

 


おそらく、古代中国のえらーい先生が書いた、その部分の解説を読んでも、申し訳ないが、解説になってなくね?って話です。(笑)

 


右の絡脈に病があるなら、そのまま右の絡脈を治療すりゃあいいし、左の経脈に病があるなら、そのまま左の経脈を治療すりゃあよくね??、と思ってしまいます。(笑)

 

では何故、反対側を取った方がいいかというと、ここはあくまでも僕の私見ですが、内臓の位置をみれば分かるように、左右が全く対称な人間なんていない訳ですが、

 

健康人であればおおむね左右の平衡バランスは取れています。

 

 

ということは、人間にはそもそも気血の左右差を是正しようという力が備わっています。

 

それにより、全身くまなく、過不足なく、気血が行き渡り、健康が担保されるから、ですよね。

 

ですので、当然ながら、例えば左の経脈や絡脈が、何らかの病的な状態になると、右の経脈や絡脈にも気血の変動が起こるはずです。

 

で、普通であれば、直接、病的な状態になった経脈や絡脈をいじるのが常套手段でしょう。

 

左なら左を、右なら右を、と。

 

邪気を散らしてみたり、正気を集めてみたりね。

 

ところが、この常套手段よりも、病経の「反対側を」狙った方がいい場合というのは、患側(病的な経脈や絡脈)の反対側の経絡が、患側の経絡の異常を是正する「主体」になっている場合ではないでしょうか。


(ぼくはそうだと思っています。)

 

因みに、『黄帝内経』にも、左右差を調整することの重要性は諸篇に説かれています。

 

(素問では陰陽応象大論(5)離合真邪篇(27)繆刺論(63)、霊枢では官鍼篇(7)官能篇(73)あたりでしょう。)

 

 

日本でも、かつてわが地元である群馬におられた鍼灸師である赤羽幸兵衛(1895-1983)先生が、「シーソー現象」と称して、左右のバランスを調えることの重要性を説いておられます。

 

 

いずれにせよ、

 

「ではどういう時に、左右反対側を取った方が良いのか」

 

という診断学が重要であるわけです。

 

 


僕はそれは、「気の偏在度合い」で判断するようにしています。

 

メディカルユーコン『鍼灸治療 上下左右前後の法則』 参照)

 

つまり、病的な状態になったのは左の経脈や絡脈だったとしても、全体として右に正気や邪気が偏在していれば、そっちを動かした方がより早く、

 

そして動きが大きい、と考えていますし、日々そう実感しています。

 

・・・とまあ、そんな風に考えて、細かいメカニズムにも注意しつつ、臨床では常に臨機応変に左右を選んでおります。

 


(因みにこの場合、”脈診”は非常にポイントになるように思います。)

 

 

なんか話がそれたけど、このシリーズ、とりあえずおしまい。

 

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精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 10

2015.02.01

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これまでのお話

精神の中枢は「脳」か「心の臓」か
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 2 
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 3  
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 4 
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 5  
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 6 
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 7  
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 8
 
精神の中枢は「脳」か「心の臓」か 9
     参照

 


では続きいきます!

 

ややあっちこっちに話がそれた感じがありますが、ここらで、このシリーズもいったん終わりましょう。

 


◆脳の鍼灸治療はどうやる??

 


ここまで、西洋医学、東洋医学における「脳」と「心の臓」のお話をツラツラとしてきました。

 

では実際に、東洋医学では脳の病気をどのようにとらえ、治療しているのでしょう。

 

1998年に出版された、

『中医脳病学』中国医薬科技出版 

という本があります。

 

ここには、中医学における脳に対する考え方が総論で述べられ、脳病の各種の症状、治療法が各論で述べられています。

 


因みに治療法では、主に漢方薬が記載され、鍼灸での治療はほとんど書かれていませんが、ここはまあ、処方名を鍼灸での治療に読み替えて、そこから鍼灸での治療を考えることが出来ます。

 

因みに脳の異常として代表的な「脳卒中」については、以前少しだけ書きました。


脳卒中と鍼灸 その7 参照

 

まあ東洋医学では、脳の異常で起こった様々な症状に対しても、ほかの病と同じように、その病の表裏寒熱虚実の傾き、五臓六腑のアンバランスの程度、

 

気血津液の状況、正気と邪気の状況、邪気の種類などに注意を払って、総合的に陰陽バランスを調整していく、というのが常套手段です。

 

別に脳の病気だからと言って、なにか魔法の杖や、特別な方法論がある訳ではありません。

 

ただ、その患者さんに起こっている現象が「脳の異常」によるものなのかどうかの判断と、そのメカニズムに対する理解は重要だと思います。

 

それを明確にした上で、治療を進め、治療の可否を厳密に判断せねばなりません。

 

 

 

それをするのに、道教の考え方は参考になる面があります。

 

 

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形のあるような無いような世界 3

2015.01.19

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これまでのお話

形のあるような無いような世界
形のあるような無いような世界 2   参照

 


では続きいきます。

 

東洋医学は、気の医学。

 


あの手この手を使って、最終的には「気」というものを如何に正しく動かすか、というところに主眼が置かれる。

 


 

とはいえ、東洋医学にも、「形」という概念は存在する。

 


これまで、このブログ上の様々な記事(五臓六腑などに関するもの)に書いてきた通りだ。

 

しかし、どこをみても、西洋医学による「形」に対する分析のような「写実的精緻さ」はない。

 


これはなぜなら、東洋医学(東洋哲学)は、形よりも気(機能)、言い変えれば、人体と大自然との調和も含めた有機的な連関性と調和の具合、つまり

「人体内、および人体内外の全体的なバランス」

を最優先し、そこにこそ、最も注目するからだ。

 

(・・・と、僕は考えています。)

 

この観点からすれば、局所の詳細な分析や描写は、相対的に”些末な問題”となる。

 

東洋医学(東洋哲学)では、西洋医学のような手法で、「形」を精緻に分析していったところで、それを組み合わせてできるものは、所詮”ミックスジュース”に過ぎず、

 

この大自然、大宇宙の中における、小宇宙である人体、生命の動き、ダイナミズムを表現するには不十分、と考えていたのだろう。

 

このような観点から、生命、自然を「よりリアルに」表現し、理解するためには、物理的な臓器や各器官の写実的な描写や分類よりも、それらの間隙、及び全身、果ては全宇宙に存在し、

 

それらを繋ぎ合わせ、1個体を1個体たらしめる、一体不可分な「気」の動的なバランスにこそ、括目したのだろう。

 



 

ところで、東洋医学の病理産物に、「痰」と呼ばれるものが存在する。


「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について
「怪病多痰(かいびょうたたん)」という言葉 参照

 


一般的な認識からしたら、カゼひいたときなどにノドに絡む、白や黄色のネバネバした液状の物質を想像するであろう。

 


しかし、東洋医学では、それのみではなく、「痰」は全身各所に瀰漫し、気の正常な運行を阻害するもの、と考えている。

 


その分類として、「有形の痰」とか、「無形の痰」という言い方がある。

 

有形はともかく、この、”無形の痰”というのは何だろうか。

 

これはまさに、


”形として凝集してはいないが、今後、痰になる、前駆的な無形の気の停滞状態”

のことを言っているのだ。

 


このように、東洋医学では「気」を重視するがゆえに、無形から有形、有形から無形の連続性を細かく表現することが出来、それに応じた治療方法を考えることが出来る、ということ。

有形の邪気として凝聚する前に、叩くことが出来る。

 


あるいは凝聚した有形の邪気を霧散させることが出来たならば、それが再度凝聚しないように、散らし続けることが出来る。

 

つまり積極的、選択的に病を予防できるのだ。

 

これを「治未病」というのであって、西洋医学的な「予防」とは趣を異にする。

 

極めてタクティカルなのだ。

 

続く

 

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形のあるような無いような世界 2

2015.01.16

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前回のお話


形のあるような無いような世界 参照

 


では続きいきます。

 

前回言うように、東洋医学は、気の医学。

 

 

鍼や灸や薬(湯液)や、推拿などの手技療法や気功などといった、様々な方法で、

”人体を巡る「気」を動かし、人体の「陰陽」の不調和(あらゆるアンバランス)を調え、結果的に、もともと持っている治る力を最大限引き出し、あらゆる病を治す”

という医学です。

 


東洋医学が動かす(変化させる)対象とするのは、あくまでも「気」なのであり、西洋医学のように、臓器や神経や血管や、血液中の成分の各種の異常といった「形」を相手にするものでは、初めからない。

 


東洋医学的な各種の方法で、「気」を正しく動かした結果、上記のような「形」に劇的な、あるいは微かな変化が起こるということは実際にあるが、

 

最初から「形」を変化させる目的ではないことに注意が必要だ。

 

つまり、「気」が正しく動き、結果的に症状も改善したが、「形」には何ら変化が起こっていない、というケースもあるのだ。

 

我々にとって、治療の可否の効果判定は、「気」の動きの状態を示すあらゆる所見、つまり

 

脈や舌や腹壁の状況や背部の状況、顔面の色など

 

の状況から、総合的に判断する。

 

レントゲン所見やMRI所見、血液検査の結果は二の次となる。

(もちろん参考にはするが。)

 

西洋整形外科学の言う、脊柱管狭窄症という病気で、鍼治療を開始したら痛みなく歩けるようになったものの、MRI所見ではなんの変化もない、

 

というケースには、何度も遭遇したことがある。

 

続く

 

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形のあるような無いような世界

2015.01.15

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東洋医学を学び始めると、理解しにくいと感じる時があるだろう。

 

僕もそうでした。

 

 

東洋医学では、人間の体は、全て「気」から出来ているという。

 


もっと言えば、この大自然の固体、気体、無機物、有機物の全てが、だ。

 

それを「気一元」の思想という。


「気」については以前から、何度もここに書いた。

カテゴリ「気」 参照

 


このように、この医学の根本は、自然認識にあたっての特有な思想、哲学に基づいている。

 


ここが理解、あるいは許容できなければ、そもそもこの医学の使い手になることは難しいだろう。

 


また、受け手(患者)としても、ここがある程度でも理解、許容できないと、


”自分が何をしてもらっているのか”


本当の意味で理解するのは難しいだろう。

 


まあもちろん、難しいことはともかく、鍼を受けると感覚的に楽になるし、先生の人柄が信頼できるから、それでいい、というスタンスで受けるなら話は別だけど。

 

(笑・・・それが一番効くかも。)

 


 

ところで、自然界に溢れる「形あるもの」を説明するにあたって、東洋哲学ではこの「気」が凝集すれば「形」を成す、というわけだが、この「形あるもの」には無数のバリエーションがある。

 


人体に限って考えても、血、津、液、精、五臓六腑、五体、五官などなど、それがある部位により、働きにより、形状により、存在形態により、全て異なった名前がついている。

 

人体が、なぜこのようなバランス、配剤で、こういう「形」を成したのか、というのは、永遠の謎である。

 


まさに天の配剤。

 


神のみぞ知る。

 


現代では、進化論や発生学の見地から、一定の説明はつくが、それも仮説。

 

東洋医学も、別にそこについては説明してない。


(・・・と思う。詳しい人、どこかにしてあったら教えてください。<m(__)m>)

 

まあ、それをあれやこれやと説明したところで、医学的に意味、意義があるのかは疑問で、だから『黄帝内経』にも書かれていないのかもしれない。

 

続く

 

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患者さんの声(30代女性 不安神経症による不安感、緊張感、動悸、過呼吸など)

2014.12.05

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「患者さんの声」をいただきましたので、紹介します。

(さらに…)

「経穴」に関して

2014.11.25

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今日は珍しく、「経穴(けいけつ)」について語ろうかと思います。

 

このブログ上でも、これまであまり語ってこなかったんですよねー。

 

経穴については。

 

なんでかって、あんまり気が向かなかったからです。(笑)

 

 

以前霊台の時に書いたように、たいして患者さんウケも良くないし。(苦笑)

 

・・・まあ、ネット上には、経穴について語っている人も多いし、一般の人からすると、ちょっと難しい内容になりがちだし、ということで、

 

あまり気が向かなかった面があるんだと思います。

 

しかしながら、これも以前書いたように、我々鍼灸師の本当の専売特許といえば、実はこの「経穴」なんですね。

 

「気」「陰陽」「五行」「五臓六腑」などの東洋医学理論というのは、漢方薬を扱う医師や薬剤師の先生方も、実によく勉強されています。

カテゴリ 「気」
カテゴリ 「陰陽」
「五行」って何ですか?(その8)

カテゴリ 「五臓六腑」         参照

 

しかしこの「経穴学」、そしてそれが並ぶ、気の循環ラインである「経絡学」という分野は、我々鍼灸師が、最も熟知していなければならない部分です。

 


何故なら、我々が気を動かす目的で、患者さんの体に鍼灸を施す場所はまさに「経穴」であり、経穴の状態を

”いい状態”

に変えることで、結果的にその経穴が所属する経絡の気の流れを

”いい状態”

に変え、結果的に、弱っていたり、機能のバランスの悪くなっている五臓六腑の状態を

”いい状態”

に変えることで、結果的に、その患者さんの

”治る力”

を最大限に引き出し、結果的に、病を治す、これが我々の仕事だからであります。

 


ですので、これからチョイチョイ、経穴について語っていこうと思います。

 

ただし、あまりネット上を見渡しても書いてないことを書こうと思っています。

 

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肩こりと東洋医学 7

2014.11.07

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これまでのお話・・・

肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2
肩こりと東洋医学 3
肩こりと東洋医学 4
肩こりと東洋医学 5
肩こりと東洋医学 6

では、続きいきます!!

 

 

◆肩こりと深層心理

ここまで、「肩こり」というものの、日本的特殊性についてあれこれと書いてきました。

ここからはいよいよ、じゃあ実際に、現代において、我々東洋医学、鍼灸医学が、どのように肩こりを診療しているのか、という話に入っていこうと思います。

おのころ心平という人の『病気は才能』という本の中に、興味深い記載があります。

あらゆる症状に隠された心理的傾向として、

首コリ・・・頑固、視点を広げることへの抵抗、人の評価が怖い心理の表れ

とあります。

おのころさんは、多くのカウンセリング経験から、上記のように仰っております。

 

ギクッとする人もいることでしょう。

 

 


◆肩こりは防衛反応?

また、

首コリは、頭部に気血が上っているのを、これ以上、上らないように堰き止めて、首肩の血流を悪くしてでも上下のバランスを取ろうとしている姿

とも述べ、そこから展開して、

首コリは、上下のアンバランスを是正したい心の表れ。

上に気が上るのは「精神性ばかり追い求めている」証拠。

人間関係では、目下の者に感謝し、地に足を付けた肉体的感覚を重視しましょう。

と述べており、然るに、「首こり」というのはこういう全体的、精神的な問題であるから、局所を揉んだだけでは根本解決にならず、改善しない、とも述べています。

 

 

なかなか面白い指摘だと思います。

 

 

再び、ギクッとする人もいることでしょう。

 

 

僕のように。(笑)


・・・まあ、こういう見解も、絶対視することは出来ないけども、一定の参考になりますね。

 

「肩こり」「ココロ」「コリ」「ココロ」の問題は、カウンセラーの立場から見ても、やはり関わるようです。

続く

 

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