東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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痹証(その16)

2011.12.10

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こんばんは、森岡です(^_^)

前回までのお話・・・
痹証(その1)
痹証(その2)
痹証(その3)
痹証(その4)
痹証(その5)
痹証(その6)
痹証(その7)
痹証(その8)
痹証(その9)
痹証(その10)
痹証(その11)
痹証(その12)
痹証(その13)
痹証(その14)
痹証(その15)

ではでは、続き行きます!!


前回、『黄帝内経』に痹証の「痹」という漢字がどれくらいでてくるかを列挙してみました。

どなたか、確認された鍼灸師の方いらっしゃいますか(笑)?

「痹」は重要な概念であり、意外とどこに出てきているというのを資料として作っているものは少ないと思うので、案外いい資料だったりして。。。


まぁ、いいや(笑)


では、本日から『素問 痹論篇』に入っていきたいと思います。


『黄帝内経 素問』は全81編からなる非常に内容量の多い書物となっておりますが、

『痹論篇』はその中で、43篇目に登場します。


ここには主に、痹証の定義、分類、症状、病気の進行などについて書かれております。


その中でも、分類とその症状についてみていきたいと思います。



今まで私が書いてきた痹証の分類は、「邪」による分類でした。

風邪に侵されれば「行痹」、

寒邪に侵されれば「痛痹」、

湿邪に侵されれば「着痹」、

熱邪に侵されれば「熱痹」、

気の停滞が強ければ「肝鬱痹」

というように。


『痹論篇』はどうでしょう?


最初はやはり「邪」による分類です。

風寒湿邪に侵された、今まで説明してきたオーソドックスな痹証について論じられています。


そして次にくるのが、「四季」による分類です。

春に発病するものを「筋痹(きんぴ)」、

初夏に発病するものを「脈痹(みゃくひ)」、

夏に発病するものを「肌痹(きひ)」、

秋に発病するものを「皮痹(ひひ)」、

冬に発病するものを「骨痹(こつひ)」、

と言うと仰っております。


四季とそれに関連する体の部位における分類です。


ではこれって何を言わんとしているんでしょうか?


これは、痹証には

「深浅」

の区別があることを示唆しております。


東洋医学では、

体の表面、つまり浅いところを「表(ひょう)」と言います。

逆に体の内深くを「裏(り)」といいます。

(「表裏」は非常に多岐にわたる概念ですが、ここでは上記の定義で話を進めます。)


「表」とは、身体で言えばどの場所を示すかと言うと、

毛や皮膚や筋肉や脈や骨などです。

まぁ、簡単に言えば”手で触れてわかる深さ”ですね。


「裏」は、身体で言えばどこが当てはまるかと言えば、

五臓六腑です。

これは、深い場所にあるので触れません。


このように、体を「深浅」で区分していきます。


さらに「表」の中でも深浅があります。

最も浅いところから、

毛→皮膚→筋肉→脈→骨→髄

といった具合です。



ここで、先ほどの痹証の四季の分類に戻り、考察し直してみると...


一つ目に、

侵される季節によって、その季節独特の痹証が発症する。


そして、二つ目に、

外邪が侵入して侵す場所には深浅の区別がある。

という事がわかります。


ただし、これを機械的に使うのは間違っていますよ。

言いたいことは、痹証を治療の際には痹証が、

どの季節に発症して、

邪が、体のどの部位(浅深)を侵しているのか


を、よくよく考えなさいよってことです。


それが明確であれば、明確であるほど治療効果が高くなります。

また、治療法や使用する経穴(つぼ)なんかも変わってきますよね。


次回に続く。


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